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レポート

2011年08月01日「保育ママの盲点」

いよいよ暑さが厳しくなってきました。本日はお問合せの多い「保育ママ」について取り上げたいと思います。

この制度は歴史が長く、60年をかけて現在の形に至っており、国の要網に基づき自治体によって運営されています。この形態はヨーロッパによく見られるスタイルで英国やフランスでは主要な保育の一つとなっています。最大のメリットは助成金対象であることと大きな施設の改修が必要ないことです。

保育ママは自治体に許可を受ける必要がありますが、「単独型」と「共同型」があり自宅を用いる方式と共同でマンション等の一室を賃借して運営する方式があります。

経営リスクを考えますと保育ママは保育事業のファーストステップとして検討するに値すると思います。最大の魅力は助成金を受け取れることと個人一人で運営が可能な点です。

しかし、問題があります。それは保育ママ一人(通常保育園は最低二人)でも制度上問題ないのですが、乳幼児に対して死角が出来てしまう可能性がある点です。昨年、横浜市の保育ママで死亡事故があり、睡眠中の乳児があお向けの状態で心肺停止になりました。これは保育ママのメリットでもある個人経営の盲点とも言えるでしょう。特に保育ママは三歳児未満を対象としていますので、同時に複数児を保育するとなると例えスキルが高い保育士でも、その一瞬が命取りになるのです。複数配置する認可外保育園はあらゆる面でリスクを軽減することが出来ます。

昨今の待機児童数を減らすことが目的になっている保育行政の歪みが乳幼児自身の生命を脅かすこととなっています。保育園経営に合理的システムの構築がいま求められています。

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