FLANDRU, Inc.

レポート

2012年02月22日「初期投資費用の回収」

新規に事業を立ち上げる場合は初めに掛かる初期費用(イニシャルコスト)の回収をどのようなスケジュールで行うかが投資効率の最適化で必要となります。

保育園は在庫がない分、損益計算がシンプルで利益率が高いとお考えの方が多く見受けられますが実際は少し違います。確かにバランスシートは他事業に比べましてもシンプルです。しかし、固定費である人件費と賃借料が経費の60%前後を占めるのが一般的で園児の数に合わせて職員の配置を行う必要がある為、園児が増えることがそのまま利益率の増加に繋がる訳ではありません。そして、年間を通して園児数が社会情勢と家庭の状況に左右されるのも保育園の特長で、園児が減った場合でも労働基準法で雇用主の一方的な意向で雇用をカットできない点からも硬直的構造ということができます。

では少し具体的に以下に纏めてみます。Aさんは保育コンサルティング会社に依頼をして一般的な定員20名の保育園を作ることにしました。Aさんは新規参入でコンサル会社の示してきた収支シュミレーションを見てもあまりピンと来ません。

上記の表を分析してみますと4.4年間は利益が出ないことになります。4.4年回収スタイルですがこういった場合は計算通り”上手く”行って4.4年でありもっと掛かるかもしれません。

収支シュミレーションを行う上で年間収支の200%以内に初期費用を抑えないといつまでたっても利益のでない施設を運営することになり、つまり金利を考慮すると数字以上に名目赤字経営を続けることになます。ポートフォリオを組み立てる時に上記の様な収支シュミレーションになる場合は再考が必要となります。

初期費用は最小コンパクトにすることが必須です。様々なシーンで応用できますのでご活用下さい。

レポートの一覧へ戻る

当レポートは情報提供を目的として作成されたものであり、何らかの行動を勧誘するものではありません。ご活用に関してはすべてお客様御自身でご判断下さいますようお願い申し上げます。当資料は信頼できる情報ソースに基づいて作成していますが、当社はその正確性を保証するものではありません。また、実例が必ずしも結果を暗示するものではありません。当資料の内容は予告なしに変更することを予めご了承下さい。また、当資料は著作物であり、著作権法により保護されています。当社の書面による許可なく複製、または第3者への配布・活用をすることはできません。