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レポート

2013年08月31日「歴史は繰り返す」

 8月下旬は比較的過ごし易い気候が続いておりますが、9月に暑さがぶり返す可能性もあるとの予報が出ておりまだまだ残暑が厳しいですが、皆様はいかがお過ごしですか。

 さて本日は最近最もお問合せの多い、子ども子育て関連3法について、東京都の認証保育園と対比しながらご説明をしたいと思います。

 東京認証保育園は2001年に創設された東京都独自の基準による保育サービスとなり、創設後、神奈川県や埼玉県などで同様のサービスを取り入れて今日まで来ております。最近ですと藤沢市が同様のサービスを開始したのは記憶に新しいと思います。創設当時から比べますと基準も高くなり、許認可をとることが大変難しくなってきました。子ども子育て関連3法はまさに数年以内に施行される新たな制度ですが、東京認証が開始された頃と重なることも多くあります。以下にいくつか纏めます。

 制度創設直後はある一定規模の多くの許認可園を指定する可能性が高く、許認可が取得し易くなる可能性があります。これはいくつか理由があり、新制度が開始しますと保育園は基本的に許認可制となり、行政が保育の供給量を決めます。そうしますと運営実績があり、基準をクリアしていますと公募に応募することが可能になります。対象エリアの中で早く指定を受けることができれば、後からの他園の参入を防止でき、より安定的な経営基盤を構築することが可能になります。

 また制度創設直後より時間の経過とともに基準が高くなることが諸制度の過去データで立証されております。基準が高くなる前に許認可を受けることが重要になってきます。どうしても小規模組織や個人の方ですと財務的、人員的に体制を作ることが難しいのが現状です。

 当社ユーザも圧倒的に2000年代の方が許認可比率が高く、子ども子育て関連3法で施設が選定される為には最低でも1年間の運営実績が必要となりますので、向こう3年がラストチャンスとなります。

 参入を検討されている方は、開園時期を戦略的に設定することで大きな果実を実らせることができます。応用できますのでご活用下さい。

になるとフランドルは考えております。これから保育園を開園される方はご注意下さい。

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